01.Linux基礎バイオインフォ

#2【linux基礎】「パスを通す」の意味

Linux初心者の方へ「パスを通す」の意味を解説します。

ねこ研究員
ねこ研究員

お急ぎの方は動画版で!

【Linux】パスを通すとは?【謎の文言】

【Linux】パスを通すとは?(後編)【謎の文言】

 

コマンドの正体

ねこ研究員
ねこ研究員

これを知らないと「パスを通す」が理解できません!

「ls」や「cd」をコマンドと言いますね。実はこれらはファイルなのです。つまり、Linuxのどこかのフォルダに「ls」や「cd」と言う名前のファイルがあるんです。

ターミナルで「ls」や「cd」をタイプすると、対応する名前のファイルが参照されて、「ファイル一覧を表示」や「移動」などの効果が現れる仕組みだったのです。

コマンドを探す方法

ねこ研究員
ねこ研究員

Linuxはどうやって「ls」と言う名前のファイルを見つけるのでしょうか?

予め探すべきフォルダが登録されています。つまり、単語だけがタイプされたらコマンドと解釈し、登録されているフォルダ内に同名のファイルがあるか検索を開始します。

例えばターミナルで「ls」と打ちます。すると、登録してあるフォルダ内に「ls」と言う名前のファイルがあるか検索するわけですね!

「.bash_profile」が重要!

ねこ研究員
ねこ研究員

登録されているフォルダは具体的にはどこなの?

ホームディレクトリに「.bash_profile」と言う名前の変な名前のファイルがあります。このファイルの中に「探すべきフォルダのパス」が全て列挙されています。

ちなみに、「.」から始まるファイルを隠しファイルと言います。通常の「ls」コマンドでは表示されません。重要なファイルは安全のため隠されていることが多いです。または、どうでもいいファイルも邪魔なので隠されていることが多いです。「ls -a」で「.」から始まるファイルも表示してくれます。

「パスを通す」の意味

「パスを通す」とは、「.bash_profile」の中に探すべき新しくフォルダを追加することです。

「(新しいフォルダまでの)パス(=道のり)(Linuxに)通す(=教える)」と言う感じですね!

「ソフトのインストール」と「パスを通す」の関係

ねこ研究員
ねこ研究員

どんなときに「パスを通す」必要があるのでしょう?

Linuxに新しいソフトをインストールしたときです。

Linuxにおいてソフトをインストールするとは、「(普通)新しいコマンドをインストールする」と言う意味です。つまり、ダウンロードしてきた新しいコマンドが入っているフォルダまでのパスを通す必要がありますね!

Linuxにおけるソフトのインストールの説明はこちらの記事を参照ください!

「パスを通す」のやり方

ねこ研究員
ねこ研究員

実際にパスを通してみましょう!

まずは、実際にパスを通している場面をキャプチャーした動画を紹介します。下記の動画の1:20あたりからパスを通す操作がみれます。

【Linux】autoconfコマンドのインストールをします!【実演】

vimエディタで編集

「.bash_profile」の編集に際して、上記動画では「vimエディタ(vimというコマンド)」を用いています。

vi .bash_profile

のようにして編集対象のファイルをvimエディタで開きます。

開くと「閲覧モード」になっています。これは閲覧だけ可能で、編集はできない状態のことです。「i」を押すことで「編集モード(insert mode)」に変えられます。

「編集モード」で、以下のように記述しましょう。

export PATH="追加したパス"

PATHは変数であり、ここに「コマンドを探すフォルダへのパス」を格納することになっています。上記のexportの記述により、PATHに新しいパスを加えることができます。

「ESC」を押して「閲覧モード」に戻ります。更に「:w」と「Enter」を押して保存します。続けて、「:q」と「Enter」を押して「vimエディタ」を終了します。

ねこ研究員
ねこ研究員

「vimエディタ」は少し厄介です。まずは基本の「i」「編集」「ESC」「:w」「:q」の流れを覚えましょう。

sourceコマンド

「.bash_profile」はターミナルを立ち上げた時にしか確認されません。つまり、「.bash_profile」の編集に加えて、改めて「.bash_profile」をLinuxに読み込ませる必要があります。

下記のようにして、「.bash_profile」を読み込ませることができます。

source .bash_profile
ねこ研究員
ねこ研究員

一度ターミナルを閉じて、再度開いてももちろんOKです!

whichコマンドで確認

「which」コマンドは、Linuxがコマンドを探せるか試すコマンドです。例えば、

which ls

と行うと、「ls」が格納されているフォルダのパスが返って来ます。一方

which abc

と行うと、not foundのような結果が返ってきます。そこで、which “新しいコマンド名”で、一連の「パスを通す」の作業が成功したか確かめることができます。

「.bash_profile」が見つからない?

ねこ研究員
ねこ研究員

ホームディレクトリに「.bash_profile」がないです!

上記のエラーは良くあります。まだ誰も「パスを通す」をしていないLinuxでは、ホームディレクトリに「.bash_profile」と言うファイルさえないことが良くあります。

このような時は、中身が空の「.bash_profile」と言う名前のファイルを作成してホームディレクトリに設置します。

続いて、上記で説明した「vimエディタ」による編集を行えばOKです。

「.bash_profile」は難しいものでなく、ただLinuxに必要事項を伝える単なるテキストファイルなのです。そんなに構える必要はありませんよ!

 

ねこ研究員
ねこ研究員

今回は以上です。

お疲れ様でした!